審査員 ヴィンチェンツォ・バルツァーニVincenzo BALZANI
[ イタリア/ピアニスト ]
ミラノ・ヴェルディ音楽院にてアルベルト・モツァッティ氏に師事、同学院を首席で卒業。14歳の時にフォルスター=リコルディ全国ピアノコンクールで優勝。16歳の時にバルセロナのマリア・カナルス国際コンクールでリスト賞を受賞。1971年にはエットレ・ポッツォーリ、トレヴィゾ、エンナ、ヴィオッティなど数々の国際ピアノコンクールで上位入賞。
1975年、イタリア放送協会(RAI)を代表し、フランス人作曲家ラヴェルの生誕100周年を記念するモーリス・ラヴェルコンクールで演奏。ミラノのスカラ座やナポリのサンカルロ劇場、ペトルッツェリ・バーリ劇場、トリノ王立歌劇場、オリンピコ・ローマなど主要ホールでの演奏や、ベルガモ-ブレシャ・フェスティバル、スポレートで開催される「2つの世界のフェスティバル」、トリノの9月音楽祭等、これまでに世界各地で行ったコンサートやリサイタルは1200回を超える。ラジオやテレビの収録も多く行い、スカルラッティ、モーツァルト、フンメル、ベートーヴェン、ショパン、ロッシーニ/リスト、シューベルト/リストなどのLPやCD録音も多数。
1973年以降は後進の指導にもあたり、現在ミラノ・ヴェルディ音楽院教授。また、ヴィオッティ国際音楽コンクール、エットレ・ポッツォーリ国際ピアノコンクール、ロンドン国際ピアノコンクール、スペイン人作曲家国際ピアノコンクール、倉敷で催された「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際音楽コンクール」、高松国際ピアノコンクール、深圳国際ピアノコンクール等、数多くの国際コンクールで審査員を務め、また、イタリア国内外で多くのマスタークラスやレクチャーなども行っている。カントゥ国際ピアノコンクールやヴァルセヴァルセジア国際音楽コンクール、Pianotalents(ミラノ)、エットレ・ポッツォーリ国際ピアノコンクール(セレーニョ)、モンテローザ・カワイヤング国際コンクール、タディーニ国際音楽コンクール(ロベーレ)の芸術監督も務める。
2009年からは、ミラノで自身が設立した「Pianofriends」協会の芸術監督として、音楽祭やコンサート、舞台、セミナーに携わり、PianoIn Associationの代表も務める。