審査員 / 予備審査員 パスカル・ドゥヴァイヨンPascal DEVOYON
[ フランス/ピアニスト ]
ヴィオッティ、リーズなど、名だたる国際コンクール上位入賞に加え、1978年のチャイコフスキー国際コンクールでは、フランス人ピアニスト過去最高位となる2位を獲得。世界にその名を知らしめた。
レパートリーは幅広く、協奏曲のレパートリーは50曲を超える。これまでNHK交響楽団、ロンドンフィル、ロッテルダムフィル、パリ響ほか、世界を代表するオーケストラと共演。室内楽も大きな位置を占め、M.ロストロポーヴィッチ、T.ツィンマーマン、S.イッサーリス、ドンスクカンなど著名演奏家と共演。録音は40を超える。
2006年、夫人である村田理夏子とピアノデュオを結成。リリースしたCD〈メシアン アーメンの幻影〉〈編曲の名手たち〉〈リスト ファウストの交響曲〉はレコード芸術を受賞。ファウスト交響曲を収録した<リストそして悪魔>は、名だたる“Liszt Society”より大絶賛を博す。ソロのCDも数多く、最近では2019年に<ドビュッシー前奏曲全集>をリリース。レコード芸術特選盤を受賞。
執筆活動や講座も盛んに行い、音楽之友社出版の著書<ピアノと仲良くなれるテクニック講座>をはじめ、これまで5冊の書籍を出版。いずれも大好評を博している。
パリ高等音楽院教授を経て、ベルリン芸術大学教授、英国王立音楽院客員教授、桐朋学園大学特任教授、MusicAlp夏期国際音楽アカデミー(仏)芸術監督を歴任。リーズ国際コンクール、ジュネーブ国際、ベートーヴェン国際、高松国際など主要国際コンクールの審査委員を務める。
核心をついた丁寧かつ熱心な指導法には定評があり、教えを乞う者が後を絶たない。2003年からはドミニク・メルレ氏の後任として、ジュネーヴ音楽院教授も務めた。フランス政府よりフランス芸術文化勲章“シュヴァリエ”を、ロイヤルアカデミーより名誉会員称号をそれぞれ受章。コンサートイマジン所属。
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