高松国際ピアノコンクール Takamatsu International Piano Competition

Jury審査員

審査員 ヤン・イラーチェク・フォン・アルニムJan JIRACEK VON ARNIM

[ ドイツ/ピアニスト ]

審査員 ヤン・イラーチェク・フォン・アルニム

音楽家の家に生まれたピアニスト、ヤン・イラチェク・フォン・アルニムは、BBC音楽誌から同世代を代表するピアニストの一人と評される。ブゾーニ国際コンクール(イタリア)、マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽演奏コンクール(スペイン)で最優秀賞を受賞、第10回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール(USA)にも入賞。ウィーン楽友協会、ベルリン・フィルハーモニー、サントリーホール(東京)などで定期的に演奏活動を行っている。

2001年にウィーン国立音楽大学ピアノ科教授に就任し、同大学史上最年少の終身教授となる。 その生徒たちは、「ゲザ・アンダ・コンクール」(2021年、スイス)、「UNISA国際ピアノコンクール」(2020年、南アフリカ)、「トップ・オブ・ザ・ワールド国際ピアノコンクール」(2019年、ノルウェー)、「トゥクマン国際ピアノコンクール」(2019年、アルゼンチン)、2018年「マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽演奏コンクール」(2018年、スペイン)など、主要な国際ピアノコンクールで入賞を果たしている。

現在、広島のエリザベト音楽大学と北京の中国音楽院で客員教授を務め、2022年から2023年にかけてイェール音楽院の客員教授。

北米、アジア、ヨーロッパで定期的にマスタークラスを開催。2017年から2023年にかけては、イタリアのポジターノにある「カーザ・オルフェオ」で、伝説的ピアニスト、ヴィルヘルム・ケンフの後継者として毎年「Beethovenkurs」の講師を務め、ドイツとオーストリアのベートーヴェン解釈の伝統について、世界から選ばれたピアノの才能を指導している。

「浜松国際ピアノコンクール」(日本)、「ブゾーニ国際ピアノコンクール」(イタリア)、「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際ピアノコンクール」、「深圳国際ピアノコンクール」、2024年には北京で開催される「モントリオール国際ピアノコンクール」と「中国国際音楽コンクール」など、国際的なピアノコンクールの審査員としても頻繁に招かれている。

2011年より、世界で最も権威のある音楽コンクールの一つである「ウィーン国際ベートーヴェンピアノコンクール」の芸術監督兼会長。

執筆したフランツ・リストに関する伝記(Residenz Verlag, Austria)は、オーストリアの有名な新聞DIE PRESSEに「最高のリスト伝記」と評されている。
「Studienstiftung des deutschen Volkes」などの権威ある財団の奨学生であり、2020年にはロータリー財団の「ポール・ハリス・フェロー」に任命された。また、米国テキサス州フレデリックスバーグの名誉市民でもある。

www.jiracek-von-arnim.com

2024年4月現在